ライカ
私の唯一所持しているライカのレンズです
残念なことに前玉にカビの侵食跡が残っているジャンク品ですがレビューしていきます
写り
Rマウントのレンズですが改造マウントのパーツを購入し、Fマウントにマウントを変更しています
D600で使用し、フィルター類はつけていません
DxO PhotolabでRAW現像しています
電子接点がないのでEXIFにf値が記録されないので覚えている限り記載していきます
まずは解放のf2.8からです
全体的にフワッとしています
前玉のコーティングに難があるのが原因かもしれませんが割と好きな描写です
解放f値がもう少し明るければもっと好きな描写になるのかなって思ってしまいます
日陰のf2.8ですがやはり先と同じ印象です
続いてマクロ描写でf2.8ですがしっかりピントが合えば柔らかさもありますがシャープに写ります
ただ被写界深度が浅いので手持ちで合わせるのは大変です
同じくf2.8ですがマクロ描写だと絞った方が私は好きです
こちらもf2.8のマクロ描写ですが時折色味が渋くなる時があります
どういう条件の時になるかわかるまで使っていませんが良いです
遠景気味のf2.8ですが色収差が結構出ます
滲んでいるので修正は難しいです
同じくf2.8で縮小しているのでシャープに見えますがフルサイズで等倍で見ると滲んでいますし、手前の水道に収差で色づきがあります
またまたf2.8ですがやはりもう少し解放f値が明るければふわふわで好きなのになって印象です
これもf2.8ですが立体感が素晴らしいです
ただ写り自体は少し古い印象があります
ここからは絞った写真なのでf値は不明です
おそらくf4くらいのマクロだと思いますがとても良いです
シャープで柔らかさもあります
こちらはf5.6くらいだと思いますがf5.6でほぼ完璧です
かなり絞り込んでいるのでf値は不明ですが質感の描写が素晴らしいです
マクロレンズなので歪みも気になりません
抜けが良い描写です
やはり質感描写が素晴らしいです
絞っても少し古臭く写る時もあります
コントラスト高めにしたくなります
やはり発色に少し癖があるような気がします
ボディとの相性が良くないのかもしれません
暗部もRAWデータではしっかり残っています
まとめ
解放だと滲みがあり、色収差も発生しますがf5.6でほぼ完璧です
f8まで絞っておくと色収差はほぼ出ない印象
ただ絞っても良いんですが立体感があるレンズなので程よくぼかして撮りたいレンズです
色味がたまに渋く写るのでそれが好きか嫌いかは好みによります
そして古い写りをする時があります
このレンズはRAW現像前はうっすらベールがかっているのでRAW現像でどうするかで描写の印象が変わります
一番の難点は逆光に弱いことです
作例では逆光の写真は省いてますが太陽が直接レンズに当たらなくても部分的にコントラストが落ちます
このレンズのもう一つの難点は重さです
手に持っている時は苦になりませんが鞄に入れておくと重さがずっしりきます
またハーフマクロなので本格的なマクロ撮影には向きません
寄れる標準レンズとして考えると良いですがそれにしては少し重いので持ち出すのを躊躇します
私にとってはそういうレンズでした