写りが好き
理由は簡単それだけです
たまたま好きな描写をするレンズにオートフォーカスがついていなかっただけです
それだけでは話しにならないので少し話します
どっちが優れているか
そりゃオートフォーカスのレンズの方が優れています
だってオートでピント合わせてくれるんですから
でも画質だけを見比べた場合は一概には言えません
オートフォーカス機構がある分設計に制限が出ますからね
ただNikonのZ50mm f1.8は店頭で触って来ましたが開放からすごく写りますし色収差もなくて素晴らしかったです
Zマウントにいつか移行したら真っ先に買いたいレンズです
そんな感じでオートフォーカスでもよく写るレンズはあります
ただレンズってよく写れば良いわけでもなく使ってみないとRAW現像のしやすさとか情緒的な部分も存在します
私が今気に入っているレンズ
Schneider KreuznachのXenon 50mm f1.9というレンズが好きなんです
半世紀以上前のレンズなのでオートフォーカスはついていません
色味やコントラストは現代のレンズに比べてあっさりで、寒色よりですがRAW現像がしやすくて好きです
何度もやり直さなくてもこれで良いってなります
色収差は多少出ますし、周辺減光も大きいですし、隅の隅の描写は怪しいですがそれでもなんか好きなんです
なんか好きってのを私は大事にしたいんですよね
シャープさもマイクロコントラストも現代レンズの方が高くよく写りますが写りすぎてしまう印象を持ち始めています
この辺が最近コンデジが流行っている理由にも繋がるかと思います
コンデジの話はまた今度にします
マニュアルフォーカスで困ったこと
電子接点がなくEXIFが残らないレンズが多いので後から写真を見返した時にf値がわかりません
この写り良いなって研究しようとしてもわからないってのは多々あります
ピント合わせに時間がかかるのでシャッターチャンスを逃しやすいです
即時に絞ってパンフォーカスにして撮れれば問題ないとは言いますがオートフォーカスだったらなってなります
なので撮影のテンポはゆっくりになります
それ自体は悪いことではありません
行動の予測や置きピンとか技術的な事をして撮れると楽しいですからね
ただ今日の撮影で何枚撮らなきゃいけないって時はオートフォーカスの方が絶対良いです
マニュアルフォーカスで良かったこと
構造が簡単なレンズが多いのでレンズに塵が入った時に清掃しやすいです
物によってはオーバーホールも簡単にできるものもあります
残念ながらSchneider KreuznachのXenon 50mm f1.9はオーバーホールを自分ですると壊しかねないので絶対にはしません
オートフォーカスのレンズでも分解できるものはありますが配線を切ったら終わりなのでやめた方が良いです
オートフォーカスを使う弊害
ピントが見えなくなります
一眼レフ機でオートフォーカスのレンズを使った後にマニュアルフォーカスのレンズを光学ファインダーを覗いて撮ろうとするとピントの山が見えなくなります
体が楽をすることを覚えてしまうようです
それとも目の衰えなんでしょうか
最近のミラーレス機だとフォーカスアシストなるピント位置を拡大して見られる機能がついているので問題はないですがそのワンテンポ遅れることでシャッターチャンスを逃すこともあるかもしれないのでファインダーは見やすいボディを選ぶべきです
まとめ
結論は最初から出ていますがRAW現像まで含めて描写が好きなレンズがたまたまマニュアルフォーカスのレンズだったというわけです
別にオートフォーカスアンチでもないですし、なんならいつだって使いたいです
楽できるなら楽したいです
でもマニュアルフォーカスのレンズを好きになってしまったので仕方ないんです
というわけでマニュアルフォーカスのレンズを皆さんも使ってみれば良い面、悪い面が見えてくると思うのでまずは入手しやすいオールドレンズを試してみてはいかがでしょうか